2020年、新たなウエディングステージへ
陽の光を浴び、ハレの日をお祝いするかのように、
風になびくハーブが音を奏でる。
夫婦の始まりの日となる結婚式。
今日という大切な一日は、”家族”で集う初めての時間。
夢だったウエディングドレスに身を纏い
夫婦の契りを交わして、感謝を伝える。
大切な人と
ずっと繋がっていられるように
豊かな人生を歩んでいけるように
特別な異人館が、優しく、温かく、
”家族”の始まりを包み込んでくれる。
明治31年(1898年)、同じ北野の異人館「ラインの館」のJ.R.ドレヴェル夫人によって建てられた、北野異人館 旧ムーア邸。
北野のまちとともに、120年以上の悠久の時を重ねてきたこの異人館は、北野・山本地区の中でも特に初期に建てられました。
北野異人館の建築的な特徴要素である、木造2階建、寄構造、下見板張、白オイルペンキ、ベイウインドウ、煙突屋根、桟瓦葺を全て持つ真生な館。歴史的にも非常に価値が高く、「北野・山本地区の伝統的建造物」No5に登録されています。
ムーア氏の一族が100年以上もの間代々住居として使用しており、これまで一度も一般に公開されることはありませんでした。今も残るサンルームからは創建当時、神戸港が一望でき、入港する船を眺めながら祖国に思いを馳せる貿易商一家の息吹が感じられるような、温かみのある空間です。
ガーデンにはハーブが咲き、溢れんばかりの光と緑が優しく包み込んでくれます。心地よいハーブの香りとそよ風を感じながら、まるでヨーロッパ映画のワンシーンのように大切な人たちと語らう贅沢な時間は、ずっと心に在り続けるでしょう。